A(持ちスーツ)のアンダー(カード)リードの是非
- 幹事 木村
- 2024年5月9日
- 読了時間: 2分
「オープニング・リードで、Aのアンダーリードをすべきではない」というのは常識です。 ならば、オープニング・リードでなければ、構わない、ダミーの手が開いているので、それを見て適宜、リードできる、のか?
これは妥当でしょう・・・
しかしながら、いろいろ検証しても、「出すスーツがこれしかないなら、アンダーリードするより、Aを打った方が損をすることが少ない」という結果しか出ません。
例1:Sから♡のxを打ったらNのQが生きるが、Aを先に打っても同じ。
ビッド経過からEは♤が長いのでが♡シングルトンの可能性もある。その場合にはアンダーリードでは1トリックも取れなくなる。

例2:Sからスペードをオープニング・リードし、続けた後に、♢のアンダーリードをしたら?
多分、Wから♢Jを引くので、Nの♢Qが生きる。 しかし、Aを先打ちしても結果は同じ。難しい読みで悩んでアンダーリードをするくらいなら「Aを先に打て!」の方が分かりやすいように思うのです。

今後、引き続き課題として行きます。
参考に、文献から関連情報を引用します。
「エキスパートへの近道」(A. シャインワルド。楠川幸子訳1987)
(第2トリック以降とは断っていないが)トランプがある時の「リード」として、
「先に負けておく余裕はない。 デクレアラーより長いスーツが走れるとは、夢にも思わないで」とあり、
「一般にサイドスーツは、1回か2回しか勝てないと考えるべき」と(木村注:スーツコントラクト各スーツの平均的分かれを5332と見る?)。
これらの理由から「Aをリードすることはあっても、アンダーリードすることはあり得ない」と。
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